最終更新日:2025年10月3日
本記事では、理系の大学院を卒業した私が、小売業の現場を1年間経験し、その後情報システム部に配属された実体験をもとに、就活生に役立つ視点をまとめています。企業名は伏せていますが、小売業の現場に共通する学びをシェアします。
お忙しい就活生の皆様へ
「就活後だから言える就活時に最も大切なこと」の章だけでもお読みください。この章が、私の最も伝い得たいことです。
理系院卒が小売業に就職した背景
理系出身といえばメーカーやIT企業を志望する方が多いですが、私はあえて小売業を選びました。その理由は「現場のリアルな声を理解してからシステム開発に携わりたい」と考えたからです。
小売業の現場で学んだこと
体力面・働き方のリアル
小売業の現場では、商品の品出しや売り場作りなど、想像以上に体力を使います。研究室での作業とは異なり、肉体的な負担を伴う働き方に驚きました。
お客様対応で得られるスキル
接客を通じて「人にわかりやすく伝える力」「柔軟な対応力」を身につけることができました。これらのスキルは、将来的にエンジニアやシステム担当になったときも大いに役立ちます。
チームワークとマネジメント経験
売場はチームで動くため、上司やアルバイトスタッフとの協力が不可欠です。理系の研究では個人作業が中心になることも多いため、ここで得たチームマネジメントの経験は貴重でした。
現場で使われているシステムを使う側に立つ重要性
理系の中でも情報系出身者方に最も伝えたいことはシステムを使わずに作る人のと、システムを使ったうえで作る人との間には大きな差があります。その差は、あなたがどれだけいいものを作り上げられるかに直結し、今後のキャリアにも大きな影響を与えうる可能性があります。どの企業を選ぶにしても、現場経験の期間を無駄と捉えて、切り捨てるのは安直であると私の経験から言えます。
理系就活生に伝えたいこと
小売業の現場経験をどう活かせるか
「小売業=理系のキャリアに直結しない」と考える人もいるかもしれません。しかし、現場経験はコミュニケーション能力や課題発見力を養う場でもあり、将来のキャリアに広く応用できます。
企業選びで意識すべきポイント
就活では「最初の配属先」だけでなく「将来のキャリアパス」も確認しておくことが大切です。現場を経験してから専門職に移る仕組みを持つ企業もあるため、制度を調べておくと安心です。
就活後だから言える就活時に最も大切なこと
就活を終えて約1年間現場で働いてみて、改めて思うことは自己分析の重要性です。おそらくこの文章を読んでいる方は、「でたよ、、」と思いましたよね。私も当時はそうでした。
しかし、自己分析とは就活のために必要なのではなく、あなたの人生において重要なのです。あなたが何を幸せと思い、何が好きで、何をしたいのか。それを突き詰めていくのが自己分析です。週5日間1日8時間働くのであれば、週の1/4は仕事なのです。週の1/4も嫌いなこと、したくないことをしていて幸せになれるのでしょうか。
だから、最も大切なことは自己分析なのです。もし、自己分析でお困りの方はぜひ私までお問い合わせください。社会人1年目から見える視点ではありますが、お話を聞くくらいならできると思います。(もちろんお金は頂きません)
まとめ|小売業経験から見えたキャリアの選択肢
小売業の現場を経験することで、体力面・人間関係・マネジメントなど多方面のスキルを得られました。理系のバックグラウンドを持つからこそ、その後の情報システム部門での仕事に活きています。
就活生にとって重要なのは「目の前の仕事内容」だけでなく「その先のキャリアをどう築くか」です。自分の選択肢を広げるために、ぜひ複数の視点から企業を見てみてください。
免責事項:本記事は筆者の個人的な経験に基づいた内容であり、すべての人に当てはまるとは限りません。就職活動の最終判断は自己責任でお願いします。
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